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成績の上げ方 その3 これに気付けば成績が改善していきますよ!

目次

シンプルに成績改善に向けた学習の流れは

学校(塾)の授業内容を理解する(授業をよく聞いて、よく見ることが重要)

その内容の問題を解く(家庭学習で授業内容を理解したかを自分自身で確認)

反復する(家庭学習でこれをやらなければ実力テストで点数を崩します)

そして、これらの一連の流れの前提が前回の記事の❶になります。(下図の❶)

成績改善が上手く行かない生徒や
成績が芳しくない生徒は
❷の学校の授業をあまり聞いていない所があります。
聞いているように見えて
実は他の事に意識が向いていたりしています。

授業をおろそかにしますと
「宿題」が解けません。
これらが蓄積してしまうと
勉強が分からなくなってしまいます。
その結果、中間・期末テストの成績が振るわない
もちろん模試や実力テストも…
成績表を持ち帰ると今度は親が…
ひいては、家でも、また学校まで面白くなくなっていく
という問題を招いてしまいます。

悪循環のスパイラルにはまり込んでしまいます。
要は、本人次第、生徒自身の思考次第・考え方次第なのですが…

学校の先生は、成績の良い子には良い授業をし
そうでない生徒には…
ということはありません。

同じクラスである以上
同じように説明を受ける訳です。
同じ授業を受けているのに
テストで差が付くのはなぜ…
と考えを進めたとき
授業を受ける側の生徒が
「成績が改善する受け方」
について検討してみる必要がありそうです。

まずは授業をよく聞いて学習内容を自分の中に取り込まなくてはいけません。
入っていないものは取り出せないからです!
スマホも電池を充電しておかないと使えません。
それと同じで、勉強も学校の授業を受けて

学習事項を頭によく取り込んで(充電)おかなければなりません。
頭に解くために必要な知識が入っていなければ(充電しておかなければ)

問題が解けないということになります。
またテストにおいても
解答に必要な情報をすぐ取り出せません。
(すぐ取り出すためには反復して定着させておくことが必要になります。)

成績が振るわない生徒の口から
「あの人は頭がいいもん」
といった内容をよく耳にしてきました。

いやいや、そうじゃないんじゃない!

成績の良い生徒は授業を受ける段階で
「理解すること」
「分かること」
に意識を向けています。

家庭学習や宿題で
授業を理解しているかどうかを
自分自身で確認しているようです。

そして、忘れない工夫として
定着させるために
学習を終えたところは
反復学習している!(実力テストに影響が出てきます。)

こういうことを実践しているようです。
だから成績がいいのです。

成績の良い生徒はこれが普通ですから
普通のことを友達との会話にあげませんし
また、家庭学習での取り組みですので
他の人にはわからないし
他の人は気付きません。

頭の良い子が
「昨日、あのドラマ観たよ」
「ゲームしたよ」
「漫画見たよ」
と言っても
上のような勉強をした上での事です。

皆さんはパソコン・タブレット・スマホを利用されていると思います。
ソフトやアプリを使う時には
まず、ダウンロードします。(学校の授業を受ける段階に当たります。)

しかし、ダウンロードしただけでは使い物になりません。
手元までは来ているのですが、アプリを使うことができません。

ダウンロードしたら、次にインストールしなければなりません。
インストールしてはじめてそのアプリの性能を発揮します。
※ ダウンロードは学校の授業を受けた段階
※ インストールは授業を受けた後の家庭学習の段階

勉強もこれと似たところがあって
学校の授業を受けてわかることは
アプリをダウンロードした状態と同じです。

まだ力を発揮できる段階までは至っていません。

力を発揮するためには
学校の授業で学習した事項が問われた問題を
テキストや問題集で演習する。(インストールする)

皆さんも経験したことがあると思いますが
問題を解く中で、演習する中で
「ああ、こういうことね!」
といった授業内容の理解が深まったりすることも少なくありません!

問題演習、つまりインストールして使えるようにしなければ問題を解く力が付きません。

そして、その後は、これを反復することです。(AI状態)
反復すれば定着していきます。
(テキストや問題集は何冊も要りません。一冊で結構です。信頼できる教材一冊を反復する。)
この反復をしなければ実力テストで点数を崩すことになります。
実力はその人が備えている本当の力ですから…

人間は時間がたてば記憶が薄らいでいきますので
反復をしなければ実力テストで点数が取れなくなります。

中間・期末テストのような限られた範囲からの出題であれば
一夜漬けすれば高得点は狙えるでしょう。
しかし、広範囲にわたる実力テストでは
多くの生徒は点数を下げてしまいます。
高校入試となりますと中学3年間の中からの出題になりますので
学期半ばに実施される実力テストの範囲よりさらに広くなります。

「高校入試」と表現しますが
高校入試は中学生が最後に受ける実力テストです。

であるならば、普段の実力テストでも納得いく点数を取るような勉強にしたいものです。
そのためには「反復」が欠かせません。

成績の良い生徒はある科目だけがすごく良くて、ほかの科目はあまり…
ということはないようです。
どの科目でも点数が高いので
偏差値が高く、クラス順位・学年順位も上位にいます。
また、滅多に順位を下げることはありません。

それは、学習に取り組む時の意識が
どの科目であれ
先程述べた意識で学習に取り組みますので
どの科目も高得点をとります。

ここまでお読みいただいたことからお分かり頂けたかと思いますが
学校の授業を
よく聞き
よく理解し
解き方
・考え方
を学び
(欲を言えば、学校の授業を受ける際、授業が終わった後、その内容の授業を受けていない人に説明するんだ!という意識で授業を受けるとさらに効果倍増!分かっていれば説明できますから…)
しかしここまでは要求しないにしても
少なくとも
自分自身が受けている授業内容を理解すること
に努めることが学校での授業を受ける際のポイントになります。

どの科目も成績が良い生徒は
どの科目を学習する際にも
授業を受ける時の質を高める
つまり、よく聞き、よく理解し、考え方・解き方を学び
そして、「宿題」をやるときも
「宿題」という意識ではなく
「受けた授業を理解しているかどうか」を
「問題を解く中で生徒自身が確認」
していく
これを大切にしています。

要するに
1. 学校の授業を受ける際の授業に向かう意識

2. その後の家庭学習や宿題に取り掛かる際の意識が
   ・役目済ましの終わらせることを目的に宿題に取り組む意識か
   ・それとも、授業を分かっているかどうかを自分で確認するという意識か
どちらにフォーカスされているかによって
学習成果に違いが出てきます。

本人自身が役目済ましの学習意識であるにもかかわらず
無理やり強制して勉強させたり
塾に通わせたりしても結果は出ないことになります。
成績は改善されませんし、もちろん実力も付きません。
(むしろ、勉強嫌いといった逆の効果へ向かう可能性すら含んでいます。)

また、塾の広告で「お友達を紹介したら〇〇を進呈」
といったキャッチフレーズに乗せられたり
「お友達が通っているから」
「お友達から誘われたから自分も通う」
また「塾に行けば何とかなるだろう」
といった、依存心と言いますか、安心感を得るために塾に通う

いづれにしても、塾に通う生徒自身の目的が
「成績を上げるために…」
「志望校に合格するために…」
といった目的ではない以上
塾を利用しても目覚ましい成績の改善はないようです!

上記のような動機で塾に通い始めた生徒は
「塾に行くこと」が目的になってしまうようです。

「成績を上げる」ことを目的に塾を利用した方が良いのではないでしょうか!

ですから、「塾に通わせた方が良いか?」との質問もよく受けますが
その問いに対しては
お子様が何を目的に塾に通おうとしているかによることになります。

支出が伴うわけですから結果も伴わせたいものですね!

元々、成績の良い生徒は上で述べた事を無意識に(そのことを意識しなくても)
そのことを当然の前提として勉強に取り組んでいます。

しかし、成績が上位ではなかった生徒でありましても
上で述べた内容の事を塾生に話し、
生徒自身がこの事を腑に落とした上で
学習に取り組んで成績を改善しています。


私の教室では宿題は基本出しません。
しかし、腑に落とした生徒たちは
当教室で配布している教材で

前回学習した内容の問題演習をしてきています。
ですから、やってきたかどうかといった疑いの目と言いますが一切持ちませんし、
ガミガミ言う必要もなく
成績が改善していきます。
お互いが楽しく学習を進めている状況です。。

「自分にはその意識がなかった」という人は
はじめのうちは、勉強に入る前に
上で述べた事を意識してから
学習に取り掛かってみて下さい。

これを繰り返すうちに自然と無意識に
成績が改善する学習に切り替わっていきます。

次回は、成績の上げ方 その4では、成績の良い生徒の一日のルーティンに付いて
記事にしたいと思います。
成績の上げ方 その4 ここをおろそかにしていませんか? 正しくインプットすることが重要です!
はこちらからどうぞ!

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