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成績の上げ方 その2 これに気付けば成績が改善していきますよ!

目次

いろいろな方々から
「どうすれば成績が上がりますか?」
「どうすれば点数が取れますか?」
「実力テストになると点数が下がりますがどうすればよいですか?」
等々よく尋ねられる質問です。

多くの学校や学習塾では塾生に授業を行い
その後、演習をし
その内容の問題を宿題にして…

といった一連の流れではないでしょうか?

講師は一所懸命に講義をして教え
生徒には問題演習や宿題での演習をしてもらって…

しかし、生徒の成績は
以前の成績と代わり映えしない
以前の成績辺りを行ったり来たり…
あるいは、前回は上がったけど、今回は元に戻って…
といった状況の生徒が多くいるのではないでしょうか?


一方で、成績を改善させ、上位へ食い込んで、上位をキープする生徒もいます。

講師も塾生も一所懸命なのに
「いったいこの違いは何?」
「どうして?」
これは20年位前に私が疑問に持った内容です。

教える側の塾の講師は一所懸命に講義をして
「教えよう・分かってもらおう…」
とします。


一方、生徒は今学習している事項の問題を

「解こう・解こう」
とします。

講師が、分かってもらうために一所懸命に授業を行うのは勿論のことですが
A 勉強しているのに成績が改善しない、以前と変わり映えしない生徒


B 成績が改善し、上位へ食い込み、上位をキープする生徒
このA・Bの違いは何なのか?

それは「ほんのちょっとした違い」でした。

以下はそのことに気付いてもらうための内容になります。

上の図は成績を改善に導く過程を示したものです。
矢印は目的からやるべきことを逆に見たものです。
番号は学習手順を時系列に見たものです。

結論から先に申し上げますと
勉強しているのに成績が改善しない原因は❶です。

「なーんだ」
「なーんだじゃない!」のです!

これなんです!
成績を改善し、揺るぎない実力を着けるために、見落としているのが❶なのです。

この❶を飛ばして

「これでもか、これでもか」と勉強してきて
今の成績なのでは?
そして今、ここを読んでいるのでは…?

❶を抜きに
学校の授業を真面目に受けても
塾に通っても成績が改善しません。

この❶に気付いた上で
授業を受け、勉強を進めれば成績は必ず改善していきます。

❶に気付かずして、❶を意識せずに勉強しています。
問題を解こう解こうとしています。

つまり、これが勉強しても
「成績が改善できない勉強法」
「成績が上がらない勉強法」なのです。

以前の記事で述べましたように
生徒:「勉強してるんです」
先生:「上がらないやりかたでね」
ということなのです。

❶の具体的内容はもう少し下に書いてあります。

お子様や保護者の方々の一番のお気持ちは
成績を上げて欲しい!
志望校に合格してもらいたい!
といった内容ではないかと思います。
また、生徒自身も望んでいる事と思います。
この事を前提に述べてみます。

中間テスト・期末テスト・実力テスト・公立高校入試
いずれも教科書の学習事項から出題されます。上図❸❹❺

ということは、教科書を理解し問題を解けるようにすればよいということになります。

最終的には「志望校に合格したい」ということでしょうから
過去に出題された入試問題が解ければよいことになります。❺

中間・期末テスト、実力テスト、公立高校入試の
いずれも教科書の内容から問われますので
教科書内容の理解と問題を解けるようになれば
高校入試に限らず中間・期末テストでも高得点が取れます。❷❸❹

「よし、高校入試の勉強をするゾ!」
「成績を上げるぞ!」
と意気込んでも
成績が改善できない多くの生徒は、❶を抜きに学習しています。

一般的に成績を改善させるためには

<学校での学習>
そこでまずは学習のスタートとして
新たなことを学習する場としては学校の授業ではないでしょうか。

学校の授業で
まず
授業をよく聞き
教科書を理解し暗記し
考え方や解き方をしっかりマスター
することが重要です。
そして次に、教科書に載っている練習問題を解きます。
学校の一時限の授業は、重要事項の授業と練習問題を解くことが中心になります。
(場合によっては、練習問題は宿題になったりもします。)
❷❸❹
<学校ではここまで>

ここまで述べてきたことは、成績を改善させるによけては通れない事なのですが、
ここまでの学校での学習だけでは成績の改善はできません。
その前提があるのです!それが❻家庭学習なのですが…

<学校の授業を終えた後の家庭学習では>
学校で授業を終えたら、家では問題集やテキストの問題を解けばよいのです。
(信頼できる問題集・教科書に準拠したテキストが一冊あれば十分です。)
そのためにも、学校の授業内容の理解を疎かにしないことです。

この枠の内容が❶です!

問題集やテキストの問題を解く際のポイント(ここが成績改善のポイント)

家庭学習の際の注意事項
「自分は、授業を受けたけど、その内容を理解しているかな?」
「わかっているかな?」
ということを
自分自身が確認するという意識で宿題をやる、問題を解いてみる
ということがポイントです。
生徒自身がこの意識を持って取り組むことが重要です。

授業で学習したところを
宿題等の家庭学習の際
・「分かったかどうか」を
・宿題をやる中で

・問題を解く中で
・自分自身が確認していく


ここを意識せず勉強したとしても成績は変わり映えしません。
逆に、この事を意識して勉強した生徒は成績を切り上げていきます。

学校(塾、とくに講義中心の集団での一斉授業のスタイルをとる塾)では
授業内容に付いて「宿題」が出されることが多いのではないかと思います。
多くの生徒たちは
「宿題」と言われると、
また「宿題」と意識すると

「終わらせること」に意識が向きます。

そうしますと、学習の質が低下します。
「分かったかどうか」「できるかどうか」
自分自身で確認する事を目的にすべきところを
「終わらせる」ことが目的ですから成績が改善していきません。

「宿題」と意識しますと、ともすれば、「宿題」という言葉に気持ちが反発して、
やらなかったり、
やったとしても、「仕方なしに」
といった意識で取り組みになりますので
役目済ましの学習になってしまいます。

この意識での学習は、成績の改善にはつながりません。
もちろんこの意識で塾に通っても効果は出ません。

大切なことは宿題を終わらせることではなく
授業を「理解したか」「分かったか」を
問題集等の問題を解く中で自分自身がチェックしていく。
ここに意識を向けた学習が重要になります!
これが成績改善にとっては不可欠になります!

この事が「腑に落ち」ますと、
授業の受け方が変わり
授業の際の集中度が高まり
授業がわかってきた実感が得られ

授業が楽しくなり
テストの点数が上がり
といった変化が現れます。

成績が改善できない生徒の多くは
・学校の授業だけで分かった気になって家庭学習をしていない。
・家庭学習(宿題)をしたにしても、終わらせることを目的にやっている。

終わらせることを目的にせず
授業が理解できたか?」
理解したことを使って問題が解けたか?」
を目的にして家庭学習に取り組み、
そして、これを継続すれば成績は改善へと向かいます。
たったこれだけで…!

今でも、多くの学習塾では塾生の成績を上げようとして
授業で教え込もう!
と一所懸命のようです。
また、宿題を大量に出す!
塾の先生も「やってきた、よろしい!」といった具合で…

生徒の内面が「どういう意識で取り組んでいるか」
にまで行き届いていないようです。
先生は「勉強させよう、させよう」と
生徒は「解いて終わらせよう」と…


生徒の意識はというと先に述べた「やらされ感の強い」

「終わらせることに意識が向いた取り組み」…
のようです。

一方、宿題をしている姿を見る親は
「勉強しているからホッと安心!」
おまけに夜食付き!
でも結果はというと、トホホ…

これが、勉強しても
宿題を真面目に提出しても
成績が改善しないからくりです!

だって、目的を「終わらせることに設定」して
「できるようになる事」「解けるようになる事」

に目的を設定していないわけですから当然です!
人間は目的に向かう生き物みたいですから…

ですから、塾に通う・通わない以前に
❶の意識を前提に

学校の授業と家庭学習を大切にした上で、
上記の事を意識した取り組みが成績改善の一番の近道になります!

「やらされ感の強い、この様な意識での取り組みでは成績が改善しないんだ!」
ということを「生徒自身が腑に落とす」取り組みに加え
改善するよう「生徒の意識改革」に努めることが

過去の私の経験から言えます。

成績が改善しない生徒の学習面に携わる先生や保護者の方々は

まずは、これに取り組む必要があります。

まとめ

家庭学習で問題を解くとき
宿題をやるとき
「自分は授業内容を理解しているかどうか!」
を自分自身で確認する!
この意識なくして成績は改善しない。

今回は以上になります。

「成績の上げ方 その3 これに気付けば成績が改善していきますよ!」はこちら

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